こんにちは。

北園女子学生会館では２月１２日（木）、留学生向けの日本文化体験イベントとして「北園お茶会」を開催しました。

会場は２階「加賀の間」。

ドアをくぐり飛び石に沿って通路を進むと、二間続きの立派な和室につながります。

（普段の北園教養講座「華道教室」もこちらで開催しています）

まずは先生が見事なお点前を披露。

留学生もじっと見入っています。

ちなみに、先生の流派は宗徧流（そうへんりゅう）といいます。

千利休の孫である千宗旦に師事した山田宗徧を祖とする歴史ある流派です。

続いて、お菓子の取り方と頂き方、そしてお茶の頂き方にチャレンジ！

黒文字の使い方など、見よう見まねでの所作にはぎこちなさもありましたが、

先生が点てたお茶を飲んだら日本語で「オイシイ」と笑みがこぼれました。

この日ご用意した生菓子です。

桃や梅をモチーフにして春を表現したもの。

見た目も可愛らしく、心が浮き立つような気分になります。

最後は、実際に館生の皆さんにもお茶を点ててもらいました！

お湯の組み方や茶筅の使い方を、先生が一人ずつ丁寧に直接指導してくださいました。

柄杓でお湯をくみ、茶筅でお茶を泡立て、お点前で習った作法で頂きます。

自分で点てたお茶の味はやっぱり格別かな？

「茶道体験でお茶を飲んだことはあるけど、自分で点てるのは初めてでした！」

そう喜んでくれた留学生さんも。

「体験してもらう事」を重視したため細かい作法やマナーについては省略しましたが、

カジュアルながらも日本の伝統文化に触れるいい機会になったようです。

今回は留学生限定でしたが、

次回以降は日本人館生も含めたイベントにして、

より多くの館生さんに茶道の魅力を知っていただければと思います。

末筆になりますが、開催にあたり目黒先生及びお手伝いをしてくれた館生さんには厚く御礼申し上げます。