全館消防避難訓練2016
6月5日(日)、北園女子学生会館では全館消防避難訓練を行いました。
日曜日の朝からみなさんご協力ありがとうございました!
年に1回、館生全員が参加する大規模な訓練の様子をお届けします。
午前10時 館内に非常ベルが鳴り響きました!
出火階を確認したスタッフは現場に急行。
別のスタッフは消防署への通報や職員への連絡と、
それぞれ手分けをして対応に当たります。
現場に到着し当該居室の館生を保護。
「煙を吸わないように、腰を低くしてハンカチに手を当てて!」
今回は消火不能という設定でした。
速やかに出火階、直上階、それ以上のフロア・・・と避難誘導をしていきます。
1階の駐車場に集まって点呼確認。
人数が多いのでこれが大変なのですが、重要なポイントでもあります。
全員の安否を確認し、防火管理者から消防署に報告です。
今年も無事に全員けがなく避難完了することができました。
水消火器を使った消火訓練も行いました。
消火器を扱うのは初めてという子もいて、
貴重な経験になったのではないでしょうか。
留学生も積極的にチャレンジしてくれました!
そうそう。
留学生と言えば初めて導入した英語の非常放送も、
「聞き取りやすくてよかった」と好評だったようです。
この訓練には必ず館生全員が出席してもらうようにお願いしています。
就活や学校行事等でどうしても都合がつかない方には、
別日にフォローアップ訓練を設けて対応しています。
少し厳しいですが、それが大切なお嬢様をお預かりしている責任だと思うのです。
常々感じることですが、防災の取り組みは「ここまでやればOK」というラインがありません。
訓練では整然と避難できても、実際に火災が発生すればきっと全く同じようにはいかないでしょう。
深夜であれば、日中に比べてスタッフの人手が足りない事態も考えられます。
その時にどうすべきか。何ができるのか。おそらく永遠に課題となるテーマです。
訓練後に行ったスタッフミーティングでは消防署の方からもアドバイスをいただきましたが、
あるいは、学生の皆さんにも自助の意識を促すことが必要になってくるのかもしれません。
この日の成果や反省をまた、今後にフィードバックしていきたいと考えています。