【館長日記】桐生にて
コロナ禍が落ち着き、今年は数年ぶりに出張に出る機会がありました。
9月は栃木へ、10月は群馬へ。
群馬では大学時代の先輩を訪ねて桐生で後泊したのですが、桐生駅から少し歩いたエリアに、昔からの建物が多く残っているのがとても印象的でした。
"桐生新町重要伝統的建造物群保存地区"と教えていただきました。
一番上の写真は工場を改装したベーカリーカフェ、一番下は築100年で現役(!)の銭湯。
第二次世界大戦における空襲被害が比較的少なかったために戦前の建物が多く残っており、現在は行政も一体となって保全に努めているのだそうです。
なんて素敵な取り組みでしょう。
それと比べるのはおこがましいですが、我々も戦後間もなく下宿業を始めて来年で創業70年。
現在の北園女子学生会館も築40年超ながら、お陰様で今も多くの方にご利用いただいております。
これからもしっかりと手を入れて、大切に建物を使っていかねば--。
そんな思いを強くした出張となりました。
館長・塚田