入館者の声

入館のきっかけを教えてください。

アパートでの1人暮らしと寮で迷っていて、親と探す中で市川女子学生会館を知りました。合格発表が3月中旬と遅いのですが、そこで融通をきかせていただけるシステムとか、「手作りの食事が看板」というのが大きかったですね。食べることが趣味なので「すごくいい！」と思って、親と見学に行って「4年間住みたいな」と決めました。

実際に入っていかがでしたか？

最初は共同生活に少し戸惑いましたが、次第に慣れました。学寮だと同じ大学の学生としか知り合えなかったのが、他の大学とか美容系の専門学校とか、色々な分野を勉強しているお友達や先輩と出会えたことが、すごく魅力的でいい経験になったと感じます。

入館の決め手となった食事で、お気に入りのメニューは？

例えば鴨鍋とか、ホテルや旅館で出るようなメニューを朝晩提供していただいています。お魚料理もよく出ます。鮭だけじゃなく、実家でも出ないようなお魚をおいしく出していただけるので、魚への抵抗感がなくなりました。それは、すごい魅力だと思います。忙しい時は取り置きしていただいて、部屋で課題をしながら食べることがあるんですが、取り置き容器にもたくさん入れていただいていて。私、普通の人の2倍ぐらい食べるんですけど、ボリュームも大満足です。

医科歯科大は１年目が国府台キャンパスで、２年目からは湯島キャンパス。少し遠くなりますが、門限は支障ありませんでしたか？

最初の頃は、日付が変わるまで遊んでいる友達を見て「いいな」と思うことはありました。でも、よく考えたら日付が変わるまで遊ぶこともないと思いますし、門限があることでそれまでに帰る習慣がついたのは安全面でもよかったです。入館者が制限されていて、溜まり場にならないのも良かったです。都内の飲食店で23 時のクローズまでアルバイトをするような方だと合わないかもしれませんが、私は全然大丈夫でした。実習は6時半に出かけるので、お弁当を用意していただきました。

藤島さんは生協委員も務めたとお聞きしました。その立場で住まい探しのポイントを教えてください。

はい。1つはエリアです。通学時間や治安。あとはセキュリティが重要だと思います。学生会館だと管理人さんが常にいらっしゃって、オートロックも玄関にある点がいいなと思います。ご飯を提供していただけるのも大きかったです。ひとり暮らしの友達から「もやしだけ食べてる」とか「ポテトチップスとご飯で凌いでる」という話を聞くことも多いんです。ここでは朝夕栄養バランスが取れていて、自分ではなかなかできないような料理をたっぷり出していただける。ちょっと悲しいことがあった時も、美味しいご飯を食べると元気が出てきます。

医科歯科大学は入学後も勉強や実習が大変だと思います。食生活は大事ですね。

臨床実習って先生方の後ろに貼り付いて、数時間ずっと立ったまま見ているんです。手術の見学だと6時間立ちっ放しということもあって、そこで朝ご飯を食べていない子がダウンしちゃったり。私は朝ご飯をしっかり食べていたので、元気もりもりで実習をこなせました。

新型コロナウイルスの影響はいかがでしたか？

2020年の3-5月からずっとオンライン授業になって、同級生と会えなくなって。単に遊べないだけでなく会話が少なくなってちょっと気分も落ち込んだり、パソコンにずっと向かっていると目がしばしばしたり頭が痛くなったりもあったんですけど、この学生会館内では同年代で会話する相手がいる。管理人さんや大人の方も常にいて、困った時もすぐ相談できました。新型コロナで生活様式がガラッと変わって戸惑いも大きかったですが、うまく乗り越えることができました。「人がいるといいな」って思います。

具体的に何か相談しましたか？

「実家に帰りたいと思っているけど、なかなか帰れないんですよね」とか。世間話をするだけでも気持ちが晴れるのでありがたかったです。

対面授業は再開しました？

３年生の2020年後期から、病院に登院が始まりました。臨床実習はどうしてもこなさないと卒業できないので、防護服を着て実習を行いました。

改めて4 年間を振り返っていかがですか？

最初1年生で入ったばかりの時は「知らない人たちと朝ごはんや夕ご飯を食べて、玄関で会ってってどういう生活なんだろう？」みたいな不安があったんですけど、4年間を通じていろんな分野を勉強している学生さんと知り合えて、コミュニケーション力もちょっと上がったのかな。美味しい食事だったり、管理人さんご夫妻と会えて、人と人とのつながりもできたので、ありがたいご縁の4年間だったなと思います。

来年からの進路は？

歯科医院で、歯科衛生士として働く予定です。

社会人になってからもご活躍を期待しております。本日はありがとうございました。

ありがとうございました。